食Uターン事業・環境Uフレンズ
最終更新日 2021年7月26日
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食Uターン事業について
食Uターンのはじまり
池田町では早くから牛ふんたい肥を利用した米(有機米)づくりに取り組んできました。平成14年11月、魚見地区にたい肥センター「あぐりパワーアップセンター」が完成し、家庭の生ごみを牛ふんともみ殻を混ぜて良質のたい肥に甦らせ、地域資源との循環を図るこのプロジェクトが立ち上がりました。
この事業では、生ごみを「食品資源」と呼びます。
食Uターンの流れ
- 各家庭では、水切りや食品以外のものの分別を徹底し、新聞紙でくるんだ生ごみを指定の紙袋に入れ、ゴミステーションに出します。
- NPO法人環境Uフレンズが週3回、各地区のごみステーションを専用トラックで回収します。
- 回収された食品資源は、あぐりパワーアップセンターへ運ばれます。
- あぐりパワーアップセンターで、食品資源は、牛ふん、もみ殻と一緒に、たい肥(完全無化学の有機肥料)『土魂壌(どこんじょう)』として生まれ変わります。また、たい肥製作過程での発酵時の蒸気から有機の液肥『土魂壌の汗』も作られます。
- 出来上がったたい肥や液肥は、町内の農家や一般家庭で使用されるほか、福井市のショッピングセンターにあるアンテナショップ「こっぽい屋」でも販売されています。そして町内では、このたい肥を混ぜ込んで、安心・安全な農作物を作るゆうき・げんき正直農業などの取り組みが進められています。
このようにして、「食」はまた「食」として戻り、地域資源が循環していきます。生ごみを分別し、食品資源として出す町民、回収するボランティア、たい肥に再生するたい肥場、たい肥で作物をつくる農家、農作物や肥料を売る販売店、そして良質な食べものを買い求める消費者。どれが欠けてもこの循環は成り立ちません。
特定非営利活動法人 環境Uフレンズについて
活動目的
特定非営利活動法人(NPO)環境Uフレンズは、食Uターン事業において、各集落のゴミステーションから、生ごみの回収作業を行うスタッフとして、ボランティア(自発的な意思)で参加したメンバーが集まった組織です。
町民に対して、池田町内の一般家庭から発生する食品資源のたい肥化をすすめる上での回収事業、その活動を通じて地域資源連結循環型社会の構築に向けた普及活動を行い、人間と社会が共生できる豊かな社会の実現に寄与することを目的としています。
概要
設立:平成15年4月
会員:約100名(理事5名)
活動内容
-
食Uターン事業(生ごみ回収活動)
町との業務委託契約に基づき、毎週月・水・金曜日に、生ごみを回収しています。
回収は「あぐりパワーアップ号」という専用回収車を利用して行います。 - 廃油回収事業
集めた廃油を軽油に再生し、再利用しています。 - 資源回収事業
町内の資源回収に参加しています。 - 研修会・環境学習会の開催
会員の交流のための視察研修やいけだ環境町民集会の企画協力や参加をすすめています。
生ごみの出し方・ルール
生ごみで出せるもの
台所から出る残飯や調理くず、賞味期限のきれた食品など
注意点
指定の紙袋以外を使用しないでください。
生ごみ以外のもの(バランやプラスチックの破片など)が混ざらないようにしてください。
- 入れてはいけないもの
輪ゴム、お茶パック(ティーパック)、バラン、ビニール袋、たばこ、葉物野菜についているテープ、紙の水切り袋、サザエなどの硬い貝、大量のみそなどの塩分の強すぎるもの、ぬか、固めた油、アルミカップ、スプーンなどの金属類
関連情報
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